思考

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いろいろと考えた3日間だった。


思うところがいっぱいありすぎるが
とても文章にできそうにないので、その辺はてふ君に任せるとして
この3日間の出来事と考えたことを羅列してみよう。


空港に着いた途端寒い。寒いってもんじゃない。真冬だ!
16時にはもう暗くて。3日間天気が悪かったので
釧路は暗いイメージが強い。
ホテルに向かうバスから見える景色は、とてもとても田舎で
まだまだ日本も開拓の余地があるなぁと。
夕方5時から、我慢できず海鮮を食う。
いのげんが遅れてやってきてめちゃめちゃ怒って
目を合わせてくれなかった。まるで子供やん。
楽しみにしていたカキが食えなかった。アワビも。
「台風かなにかの影響でここ1,2週間カキが取れない」らしい。仕方ない。
諦めてホッキ貝を食ったがこれが絶品!焼いたあと、貝に残った汁がまた絶品!
これはこの旅の収穫のひとつだな。
くそ寒いがなんだかアイスが食べたくなって、雪見大福チョコ味を食った。
これもうまい。
釧路の町を歩いたが、若い子はまるでいない。というか人もいない。車もあまり走ってない。
釧路の若者はどこで遊んでいるのやら。住んでいる人には悪いけど
1ヶ月くらい住んだら退屈で発狂するかもしれないなぁ。


結婚式当日。
今でも泣けてくるのは、友達のお父さんが号泣してたこと。
「俺はまだ許してない!ちゃぶ台ひっくり返してやる!」って。
俺に笑って言ってたけど。
長男が婿養子にいくのだ。それはもう寂しいに違いない。
だって、俺たちでさえ寂しいんだもん。俺もてふ君ももらい泣きしてしまった。
8年ぶりの演舞。声もキレもあの頃に比べて酷いもんだったが
北海道の人たちの評判がすごくよかったみたいで、とても嬉しかった。
東大の教授に言わせると「とても高校レベルの応援団じゃないね!」とのこと。嬉しかった。
ケーキ入刀のときの幸せそうな二人の笑顔。こっちまで自然と笑顔になる。
結婚式に来てた素行の悪そうなスキンヘッドのおっさん。
どうやらほんとに素行が悪いようです。「あとで携帯の番号教えてくれ」って言われたが
明らかに風俗に連れてかれそうな雰囲気だったから、とりあえず避けた。
それはそうと釧路でスキンヘッドを何人も見たんだが、流行ってるの?
「寒すぎて毛根が死んでる」らしい。
少し寂しかったが、友達の幸せそうな笑顔をみると良かったなぁと心から思う。
2次会では北海道の人たちと東大生と飲んで
北海道の人たちってのは、ほんとにあったかい人たちだなぁって思った。
これはもう福岡も負けるかもしれない。みんなすごく優しかった。
スキンヘッド以外。
いのげんが女の子にフラれた。下心が見え見えだからだよ。
3日間風俗情報ばっかり見てたな、お前は。
みそラーメンがめちゃめちゃ美味かった。これからは味噌だ!


3日目。
朝から牧場に行く。
牧場に行くまでに見た、海。大きな鷹。湿原。地平線。
「湿原が出現した」って失言。
なにもない。なにもないよ。牧場と湿原しか。
たまにいるらしい「タンチョウ鶴」が見れなかった。残念。
牧場をやっている友達のお義父さんにいろんな話を聞く。
友達は生産している。生と死にいつも向き合っている。
毎日の仕事が天候に左右される。自然と共存している。子猫が死んだり、熊が出たり。
(ネコが牛の横に居て、牛が寝返りをうって潰されることもあるらしい!)
結婚式で万歳三唱する予定だった人が、先日熊に襲われて亡くなったらしい。
友達はそんなところに住んでいるのだ。
それに比べ、俺がやってることってのはちっぽけだなぁと感じた。
ここにも機械はたしかにあるが必要最小限なものだけ。
俺の仕事って意味あるのかね。少し考える。
友達に10歩も100歩も先を行かれた気がした。
友達の雰囲気はまるで北海道に昔から居る人のようで
すごく馴染んでいた。もともと北京原人みたな奴だから馴染むのが早い。
少し寂しかった。


帰りの飛行機から見た東京の夜景は、ものすごく綺麗だったが
少し気持ち悪かった。まるで大きな半導体が光ってるみたい。
デジタルに戻ってきたのだ。
でもきっと週末くらいにはこの違和感がなくなるのだろう。
友達の牧場でできたミルクがたっぷり入っているハーゲンダッツを食いながら
またいつもと同じ生活をするんだろう。


おっと、暗くなってきた。
いかんいかん。
なんだかんだ言ってますが、友達は幸せそうに元気でやっているし
奥さんはしっかり者で、友達の馬鹿な部分を補ってるし。
末永くいつも仲良く暮らしてね!
俺もいま自分にできることを一つ一つやっていきます。
たまには連絡くれ。俺もするからさぁ。


今回の旅で一番笑えたのは、てふ君の筋肉写真!
以上!